マンガリッツァ豚とは

マンガリッツァ豚は、ハンガリーを原産とする希少な種類の豚。全身が長い体毛で覆われており、脂肪が厚いことが特徴。マイナス20度以下の極寒でも過ごすことができます。かつて絶滅寸前まで東司を減らしたマンガリッツァ豚。2004年にハンガリーが国宝に認定し、保護されたことで世界で唯一「食べられる国宝」として広く認知されております。

マンガリッツァ豚が世界から評価される美味しさの理由

マンガリッツァの特徴でもある脂肪は、不飽和脂肪酸が多く含まれているので一般的な豚よりも10℃近く低く、26~28℃。一般的な豚肉は35~40℃ですのでマンガリッツァは溶けやすいという性質を持っています。これは口の中に入れたときにすぐ溶けるので、マンガリッツァが美味しく感じる理由の一つです。また、不飽和脂肪酸が多いと人間の体に溜まりにくく、脂肪として蓄えにくい性質を持っているため、マンガリッツァの脂肪を多く摂っても、不摂生になることはありません。

十勝ロイヤルマンガリッツァファーム

安心・安全で高品質なマンガリッツァ豚を育てるために繁殖から生産、販売まで一貫生産を行い、品質管理を徹底することで、安心・安全な食肉を提供します。また動物性の単味飼料、添加剤を一切使用せず、自社オリジナルの専用飼料を設計・配合し、成長ステージに合わせて給餌するなど、栄養管理にも細心の注意を払っています。

濃厚な赤身とヘルシーなマンガリッツァ豚の脂肪

十勝ロイヤルマンガリッツァ豚は、赤身が濃厚で霜降り率が高いのが特徴です。 脂肪は、融点が26～28℃と一般的な三元豚に比べて低く*、口の中に入れた瞬間にさらっと溶けるような食感が楽しめます。 また不飽和脂肪酸が多く含まれているため非常にヘルシーです。 *一般的な豚肉の脂の融点は35～40℃ 北海道十勝の豊かな自然飼育環境 十勝ロイヤルマンガリッツァファームは、勾配がある広大な敷地を放牧地として利用しており、豚たちはそこを自由に歩き回ることで、がっしりとした丈夫な 身体を作ります。また一年を通して自然放牧を行うことで、豚の個性や免疫力・抵抗力をいかした飼育環境を実現しています。

大地と命に、惜しいみない愛情と敬意を込めて

ハンガリーの国宝とも称される、マンガリッツァ豚。かつて絶滅の危機に瀕したその豚を輸入し、育て上げ、出荷するまでには長い道のりがありました。 私たち十勝ヒルズは、2016年、数々の障壁を乗り越えた末、国内においてこれまで前例のなかった繁殖に成功。まだ国内ではあまりしられていない、その希少な豚を一人でも多くの人に届けたいと思う一方で、何より「種の保存」を第一に考えながら、繁殖から出荷まで一貫生産にこだわり、敬意と責任を持って日々飼育にあたっています。 原産国であるハンガリーと似た気候風土を持つ、北海道十勝の雄大な大地と自然の恵みの中で、惜しみない愛情と時間と手間をかけて大切に育てられた「十勝ロイヤルマンガリッツァ豚」。一般的豚肉に比べて発色が強く、霜降り率高い赤身の濃厚でジューシーな味わいと、融点が低く、口の中に入れた瞬間にとろけるようなヘルシーな脂の芳醇な旨味を是非ご体験ください。

原種に近いマンガリッツァ豚は、ゆっくりと成長するため、出荷可能な大きさになるまで、1年以上かかります。一般的な三元豚が約6ヶ月なのに比べ2倍以上の時間を要します。十勝ロイヤルマンガリッツァファームでは現在、色の異なる3系統（ブロンド、レッド、スワローベリー）の純血マンガリッツァ豚を繁殖、飼育しています。

• ブロンドマンガリッツァ：3系統の中で最も原種に近く、野生的な性格が特徴。その反面、非常に子煩悩でやさしい一面があります。他の系統に比べ脂肪が厚く、十勝ロイヤルマンガリッツァファームのブロンドマンガリッツァ豚は長毛傾向あります。
• レッドマンガリッツァ：ブロンド系統と他品種を掛け合わせて誕生した品種と言われており、3系統の中でも肉付きが良く、赤身が特に美味しいことが特徴です。十勝ロイヤルマンガリッツァファームのレッドマンガリッツァ豚は、ブロンドとスワローベリー系統の中間的な性質を持ちます。
• スワロベリーマンガリッツァ：現在は絶滅したとされるブラック系統とブロンド系統を掛け合わせて誕生した系統。霜降り率が高い肉質が特徴で、十勝ロイヤルマンガリッツァファームのスワローベリーマンガリッツァ豚は長毛傾向があり、性格が温厚で、産子数が多い傾向にあります。